人気のボトックス注射とヒアルロン酸注射の違い
美容業界では新しい美容法が次々と誕生しますが、美容クリニックで根強い人気を誇っているのがボトックス注射とヒアルロン酸注射です。 薬剤の成分に違いがありますが、どちらもエイジングケアに使われます。 ボトックス注射はボツリヌス菌から生産される成分を使っています。 ボツリヌス菌は毒性が強く食中毒の原因になることで知られていますが、治療で使われるものは生理食塩水で薄められた安全なものです。 初めて使われたのは1977年で、現在は医療現場から美容クリニックまで幅広く利用されています。 日本では注射剤として1996年に厚生労働省から初めて承認されています。 美容関連では2009年に眉間の表情シワの適応で厚生労働省から承認を受けます。 安全な治療法として保険適用の疾患からシワ治療、痩身などに使われていますが、最も知られているのはエイジングケアでの利用です。 アメリカではシワ治療にボトックス注射を利用する人が多く、美容院に行くような感覚で注射を受けています。 アメリカ食品医薬品局から認可を受けているので安全性はお墨付きです。 ボトックス注射には様々なメリットがありますが、最大の特長は眉間のシワや目尻のシワを消してくれることです。 薬剤を注射すると、シワが出る部分の筋肉の収縮を抑制します。 筋肉の収縮が抑えられることで動きが止まり、シワを防ぎます。 シワ治療だけでなく、筋肉の収縮により引き起こされる様々な症例に利用されます。 美容分野では小顔コースでも利用されています。 アレルギーの心配がないので、誰でも注入することが可能です。 シワを解消したい場合は、シワの原因となる筋肉をターゲットにして注射をします。 ボトックス注射と同様にエイジングケアでよく使われているのがヒアルロン酸注射です。 ヒアルロン酸は人間の皮膚や関節、眼球に存在する成分で保湿力があります。 皮膚では潤いとハリを保つ役目を担っています。 ヒアルロン酸注射のメリットは、手術をしなくてもシワ改善やリフトアップ効果が期待できることです。 メスを入れない施術方法なので、キズ跡が残る心配もなく施術時間は10分程度で終わります。 シワの改善効果がすぐに確認できるのもメリットのひとつです。 薬剤を注入すると真皮が内側から持ち上がり、シワの溝を改善していきます。 肌がボリュームアップするので、全体的に若々しくなります。 ダウンタイムもほとんどないので、施術を受けた後はメイクをして帰宅できます。 日常生活に全く支障がなく、普段と同じ生活を送れます。 シワに沿って注射をすることで、肌に刻まれたシワを目立ちにくくします。 強力な保水性があるので、長い年月をかけて肌に刻まれてしまったシワも目立ちにくくします。 肌の潤いだけでなく、ハリや弾力も保ちます。 美容クリニックでは医師が適切に注入するので、自然に仕上がります。 ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収されていくので、一定期間の効果が期待できます。 美容注射をクリニックで受ける場合は、最初にカウンセリングを受けます。 カウンセリングでは気になる肌の悩みについて気軽に相談できます。 症状や患者の希望を丁寧にヒアリングして、最も適した施術方法を提案します。 施術前にクレンジングをしてメイクを落とし、希望の場所に薬剤を注入していきます。 施術が終わったら医師やスタッフからアフターケアについての説明があります。 ヒアルロン酸を顔に注入した場合は、1週間は顔のマッサージを控えます。 ボトックス注射の場合は施術を行ってから3日くらいで徐々に効果が出てきます。 小顔効果は1ヶ月から2ヶ月くらいが最も効果が出る時期になります。 効果の出方には個人差があるので、早く効果が出る人もいれば一定の時間が過ぎてから効果が出てくる人もいます。 |
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アフターケア , エイジングケア , クリニック , シワ , ダウンタイム , ヒアルロン酸注射 , ボトックス注射 , 筋肉の収縮